キャンプなどアウトドアで繰り返し使った

焚き火台や鍋などにこびりついた、蓄積された「煤(すす)汚れ」。

実はこれ、家庭用の洗剤では落ちないんです。こすってもなかなか落ちません。

この煤汚れに対し、重曹がよく落ちるよ!というサイトを良く見かけます。

一方、某ゆるいキャンプ漫画では、煤落としにパイプクリーナーを使っていました。

果たしてほんとに落ちるのか?どちらが煤汚れが落ちるのか?

試してみることにしました。


煤を落としたい焚き火台

煤で汚れた焚き火台

「LOGOS ピラミッドグリル・コンパクト」

ミニテーブルに乗るくらいのサイズ感なので、ソロキャンプにぴったりのモデルです。

左は買った頃の写真です。まばゆいほど銀色に光ってます。鏡面仕上げで反射してます。

右が現在の姿。

中身真っ黒です。毎回使うたびにお手入れは欠かさずやっています。でも真っ黒です。


本来の輝きを取り戻す!とまでは行かないでしょうが

せめて黒い汚れを落とす事ができるのか…

使った道具

重曹とパイプクリーナー

使った道具

  1. 重曹(600g)…一般的に売っているもの。約300g使用。
  2. パイプクリーナー(800ml)…一般的に売っているもの。1.5本分(1,200ml)使用。

 ●メラミンスポンジ(擦り落とし用)

どちらもホームセンターやドラッグストアで手に入る洗剤を使用しています。

それぞれ洗剤使用後にこすり洗い用に「メラミンスポンジ」を用意しました。

対決方法

焚き火台は1個しかなく、分離も出来ないので

  1. 重曹に焚き火台を「半分」浸ける
  2. 2時間後、スポンジで擦り洗い
  3. パイプクリーナーに焚き火台の「逆半分」を浸ける
  4. 2時間後、スポンジで擦り洗い

最終的に見た目で比較できるよう、半分ずつ洗うことにしました。


重曹で煤おとし

重曹を入れる

焚き火台をバケツに入れ、その中に重曹を約300gを入れます。

結構な量です。

お湯を入れる

焚き火台が半分浸かるくらいのお湯を入れ、軽くかき混ぜます。

そのまま2時間浸け置きします。

2時間後…

重曹に2時間浸け置き後

2時間の間に沈殿してます。

汚れが浮いている感じはありません。

重曹に浸けていた部分を擦る

メラミンスポンジで擦り洗いします。

擦った部分

煤汚れが重曹で浮いてきたのか、擦り洗いでずいぶん煤が取れ、きれいになりました!

結構ムラは出来ているものの、鈍く反射するくらい地が見えてきています。


パイプクリーナーで煤落とし

パイプクリーナーを入れる

焚き火台を逆向きにしてパイプクリーナーを注ぎます。

半分浸かる量には1本では足りず、1.5本(約1,200ml)使いました。

2時間浸け置きします。

2時間後…

パイプクリーナーに2時間浸け置き後

見るからに汚れが浮いています。

この中に手を突っ込む勇気はないので

先にきれいに洗い流してきます。

パイプクリーナーに浸けた部分を擦る

パイプクリーナーを洗い流してきました。

擦り洗いするものの、すでに大部分の煤が落ちており

擦り洗いする必要がほぼ有りませんでした。


結果発表

汚れの落ち方比較

パイプクリーナーの圧勝!!

左半分が重曹、右半分がパイプクリーナーで掃除した部分です。

違いがはっきり分かるほど、汚れの落ち方に差が出ました。

パイプクリーナーで落とした右半分、輝きが戻ってます。

擦り洗いも不要、と作業面でもパイプクリーナーが楽でした。

※あくまで今回のやり方でやった場合です。4時間〜一晩つけたら重曹でピッカピカに!というサイトも多数ありますし、2時間でここまで取れているので重曹も煤汚れに有効でしょう。

※注意※

くすみやコーティング剥離が起きるので、重曹・パイプクリーナーともにアルミ製品には使ってはいけません!

汚れが落ち、キレイになったら気持ちがいいですね。

焚き火台だけでなく、鍋・クッカー・ケトルなどキャンプギアをピカピカにして

気持ちよくアウトドアにでかけましょう!


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