防草シートの敷き方の解説動画です。大体このページと同じ内容です。ワンポイント編もあるので是非そちらもご覧下さい。
防草シートの敷き方
今回使ったシートはこちら
強力草ガード
とても丈夫で耐久性抜群!サクッと切れて、ほつれない!紫外線劣化防止剤入り。
長さは3タイプ
- 約幅1×長さ10m
- 約幅2×長さ20m
- 約幅1×長さ50m
耐久年数:約5年〜7年
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まずは必要な物リスト
まずは必要な物を。
- 防草シート
- シート押さえ釘
- はさみ(カッターでも可)
- メジャー
- 金槌(ハンマーでも可)
- 防草シート用補修用テープ
- 軍手(手袋ならなんでも)
もしシート設置後に上から玉砂利や人工芝など敷きたい!とかオシャレな庭が目的の方は、どうせなら同時にやった方が楽なのであらかじめ準備しておいた方がいいと思います。
やってみよう!
1.除草・整地
これは一個前のページでやってた分です。思いのほか大変で即効帰りたくなりました。
2.防草シートを仮置き
転がしながら少しづつ広げていきます。
割と重量がありますが、開けたところだと風に吹かれてズレることがあるので気をつけて。
2枚以上設置される方で壁際にも設置する場合は、壁際からやった方がキレイに設置できるのでおすすめです。
意外と軽く転がっていくので、調子に乗ってコロコロ進めていくと派手にズレて修正が大変なので慎重に転がしていきましょう。
3.防草シートをカット
端っこまで、とか敷く範囲が分かりやすい場合なら良いのですが
今回ここまで敷くぞ、というラインが分かりにくい場合は
予め目印を付けて置いた方が良いのかもしれません。
必要なところまで敷いたら、余った部分をカットします。割と分厚いシートなのですが、サクッと切れてびっくり。カッターでも楽に切れそうな雰囲気です。
砂利を敷きたい
防草シート設置後に上に「砂利などを敷くかどうか」で壁際の処理が変わってきます。「砂利を敷かない」場合は壁際ピッタリに、「砂利を敷く」場合には壁際は10cm程度余裕を持たせて設置します。詳しくは動画をみてね!!
3.端一列を釘どめ
「押さえ」となるように最初は端一列のみ、釘で止め固定していきます。今回は大体50cm間隔で止めていく予定。
今回は土が硬めだったので「防草シート用押さえ釘」をチョイス。割と深く刺さるのでしっかり止めることが出来ます。金づちやハンマーでガンガン叩いて打ちこんでいきます。
危険な作業なので、もちろん軍手は着用します。
一回目の釘は力みすぎたのか、見事にめり込んでしまいました。
やっちまった…
一度打ち込むと引き抜くのに結構力が要るんで慎重に打ち込んでいきましょう。
一箇所打ち込んだらメジャーで測りながら50cm間隔でどんどん打ち込んでいきます。今回は釘を地面に軽く刺す「仮止め」状態で先に一列分全て釘を軽〜く刺してから位置を確認、微調整、その後全てガンガン打ち込む、というやり方でやりました。
端っこカットしてるので、もちろん列の最後は50cm間隔にはなりませんね。
あくまで「固定」するのが目的なので、一番最後は50cmにこだわらず、
「隅を固定」しました。見た目はあまり良くないんですが仕方有りません…
今回使用した釘はこちら
防草シート押さえ釘
割と硬い地面でもガンガン打ち込めてしまう押さえ釘。耐久性も高く、頭がフラットなので打ち込みやすいのが特徴。
10本入りと50本入りの2タイプ。
とっても高性能な分、お値段が少し張るのがネック。
50cm間隔を楽に測る方法
メジャーって長さを測る分には便利なんですが、形が形だけに思いのほか取り回しが悪いんですよね…
そう思ってるアナタ、こんなやり方どうですか
はかりやすい!
単にたまたま持っていたプラ棒を50cmに切り落とした物を間隔測るのに使ったんですがメジャーで測るよりも取り回しが良くて便利でした。コレ本当おすすめです。別にプラ棒じゃなくてもそこらに落ちてる枝とかでもいいですし。
4.ジョイント部分(2枚以上使用の場合)
シート同士の重なりは「10cm以上」重なるように配置しましょう。なぜ10cm以上かというと、この重なり部分に釘を打ち込みたいからです。そうすることでより強く固定出来るのは間違いありません。自信があるなら2cmでも5cmでも良いのかもしれませんが、やってみた感じやっぱり10cm以上あった方が安心です。
二枚目も一枚目同様、転がしながら広げていきます。こっちも壁際なら簡単なんですが、目印になる物が何もない場合、案外簡単にズレていく物です。先ほどの「10cm」をキープするために一枚目以上に慎重に転がしていきましょう。
5.テープ止め
重なった部分を「防草シート補修用テープ」で貼り合わせていきます。必ずしも必要な作業ではありませんが、しっかり貼り合わせた方がスキマもなくなり、長持ちするのでオススメです。補修用テープもそんなに高くありませんし、貼り合わせ作業もそんなに時間はかかりませんし。
スキマが出来ないよう、しっかり押さえながらどんどん貼っていきます。
同時にホコリや汚れなどつかないよう、手で払いながら進めていきます。
今回使用したテープはこちら
防草シート
補修用テープ
今回は防草シートのジョイント部分の接続に使いましたが、その名の通り補修の際にも使用できます。
80mm×10m
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6.全て釘止め
シート二枚目をつなぎ合わせたら、続けてシートの重なり部分にも釘を打っていきます。
上の図の黒い部分は重なり合わせた部分ですね。
シートの重なり合った部分をよーく確認しながら…
どんどん打ち込んでいきます。二列目だけあってもう手慣れたもんです。
手慣れただけあって軍手するのを忘れてますが、これはマネしてはいけません。
軍手は必ず着用しましょう。
最初の列と同じように50cm間隔のプラ棒が大活躍します。
真ん中の列まで釘を打ち込み終わったら…
続けて、一番端の列も釘を打ち込みました。今回はこういう順番で釘を打ち込みましたが、ぶっちゃけ順番は何でもかまいません。先に四隅止めても、真ん中を最後にするやり方でもOKです。要はシワ無くしっかり固定出来さえすれば大丈夫です。お庭の状況で変えても構いませんし、やりやすいようにやるのがベストだと思います。
そんなこんなで三列目の釘打ちも終わりました。
ひたすら地味なシーンが続くのと、多分もう皆さんやり方はわかっているとおもうので
三列目のシーンは省きました。
今回はこの三列、きれいに同じラインに揃うようこだわってやったつもりですが
いかがでしょう。
惚れ惚れするほど美しいラインですね。
よし!完成! と思った方、残念。
まだまだこんな押さえ方じゃ一年持ちませんよ。ここから先は「チドリ打ち」工法を使います。なにやらカッコイイ響きです。
何かというと、列と列の間にも釘を打ち込んでいきますが、千鳥柄のごとく「互い違い」に打ち込むことでより強度をアップさせよう、というやり方です。これを全て打ち込んだら完成ですので、
使用するシートの大きさによって必要な釘の本数を予め用意しておきましょう。
- 1m×10m=約60本
- 1m×50m=約300本
- 0.5m×50m=約100本
- 2m×50m=約500本
タテのラインも横同様50cm間隔で美しく揃えたい!
しかし真ん中で10cm重ねてしまったため、50cmも間隔を取ることが出来ません。
できる限りキレイに揃えたいので計算してみましょう。
今回幅1mの分を使いましたが、シートを重ねた時に10cm重複する部分を作りました。
仮に正確に10cmずつ重ねたとすると、全体の幅は190cmになります。
真ん中の列のピンが正確に中心にさせたとすると、シート1枚あたりの幅は95.5cm。
さらにこの半分の値の場所にピンを打ち込むので47.75cmの場所に…
という訳で、訳わからなくなってきたので「大体真ん中」に打ち込みました!
ネットで探してもいろんなやり方でてきてますが、
要はしっかり固定出来ていれば大丈夫!細かいことは気にしない!
という訳でどんどん打ち進めていきます。金づち使いすぎて少し手が痛い…
そして…とうとう…
7.完成!!
ピンを全て打ったら完成です!
これでしばらくは雑草に悩まされることもなくなるはず…!!
横から見た図。
こっちから見た方がキレイに貼っているように見えますね。
作業の工程自体は以上で完了です。長かった…
あとは砂利敷いたり、人工芝敷いたり、お好きにアレンジしましょう。
砂利なんか敷き詰めるだけ、で終わるので比較的簡単でオススメです。
8.まとめ
作業総時間…4.5時間
うち除草時間…3時間
シート施工時間…1.5時間
結果だけ見るとほとんど除草作業だった今回の防草シートですが、
防草シート自体はとても簡単に敷くことができ、
初心者でも迷い無く敷くことができると思います。
必要な道具も家にある物ばっかりですし。
ただし! 再三言っていますが、
除草・整地がポイントです!!
ここを怠ると思わぬ時間がかかってしまいます。
重々注意して、皆さんもガーデニングライフを楽しんで下さい!
他にもおすすめ釘やピンをご紹介!
今回は土が固めだったので、しっかり刺せる「防草シート押さえ釘」を使用しましたが
シート押さえ用釘には他にも色んな種類があります。用途によって使い分けましょう。
シートピン
Uピン
フラットピン
抑えセット
職人さん直伝! 長持ち・補修テクニック集
ここからは職人さん直伝の
防草シートのテクニック集をご紹介いたします!
1.釘の「目張り」でシート長持ち!
シート設置時のちょっとしたテクニック。長い目で見るとやっておいたほうがいいかもしれない。
打ち込んだ釘の上から余った補修テープを重ねて貼ります。
上からしっかり押さえて固定します。
え!?これ何の効果があるのかって!?
1.釘を目立たなくする
シートの色とテープの色が同じなら、という話ですが…
2.より強く固定する
気休め程度ですが。
3.雑草が釘の穴から生えてくるのを防ぐ
これがメインかもしれません。
シート上に唯一「スキマ」があるとしたら
釘を打ち込んだ穴。この僅かなスキマも雑草さんたちは見逃しません。
ここをテープで押さえておくことでその可能性をも塞ぐので
シートを長持ちさせる上で高い効果を発揮する、かもしれません。
2.シートの補修は切れっ端で!
シートの設置が終わっても、余ったシートは捨てないでください。
なぜなら、補修に使うからです。
どんなにしっかり設置しても、奴らは生えるときは生えます。ほんとタフネスです。
そんなときにシートの切れっ端があれば補修に使えます。
雑草発見!
まず引っこ抜きます。
根っこも引っこ抜きたいところですね。
シートの切れっ端を適度な大きさで被せます。
シート設置計画が完璧でもし余りがない…という方は
防草シート補修キットも売ってますのでそちらで。
釘を打ち込んでもいいのですが…
今回はお手軽に補修したいのでテープのみで処理しました。
これでも充分持ちます。
四隅をしっかりテープで留めていきます。
二度とあいつらが顔をのぞかせないように…
ホコリとか汚れがあったら手で取り除きながら
しっかり押さえながら留めていきます。
補修完了です! とっても簡単ですね!
以上、職人さんのテクニック集でした!
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