防草シートの敷き方
初心者でもかんたんにできる防草シートの敷き方ですが、ちょっとしたコツでより長持ちさせることができます。
基本的な防草シートの敷き方に加え、雑草が生えてきにくい・長持ちする方法や、防草シート・専用釘の種類もご紹介します。
このページの内容
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今回使用したアイテム
- 防草シート
- シート押さえ釘セット
- 防草シート用テープ
- 防草シート用ハンマー
- はさみ(カッター)
- 軍手
- メジャー
防草シート用ハンマーなら釘を抜く時に便利ですが、無ければ普通のハンマーでも大丈夫です。
防草シート施工手順
1.下準備-整地-
防草シートを施工する前に、下準備として防草シートを施工する場所をしっかり整地します。
整地を念入りに行うことで防草シートの持ちが良くなるので、手を抜かずしっかり整えましょう。
雑草が生えているシーズンならまずは草刈りからスタートです。草や石を取り除いておきましょう。
さらに除草剤をまいておくとより雑草が生えにくくなります。除草剤は固形の除草剤が効果が長持ちするのでおすすめです。
2.専用釘で端を固定
整地が終わったら、防草シートを設置します。
防草シートを設置する場所に仮置きした後、ズレ防止のため端の一列を専用釘で仮止めします。
釘と釘の間隔は50cmあけて打ち込んでいきます。
ケガ防止のため必ず手袋を着用し、ハンマーで打ち込んでいきます。
端まで来たらハサミやカッターでシートをカットします。
設置箇所の広さによって、最後は50cm間隔にならない可能性がありますが、大丈夫です。
一番端に釘を打ち込みましょう。
【防草シートを壁際に設置する場合・防草シートの上に砂利など敷く予定がある場合】
壁際は10cm程度余裕を持って余らせておきましょう。砂利など敷く予定がなければ壁際ピッタリでも構いません。
【シートを2枚以上設置する場合】
シートは10cm以上重ねて設置します。
今回使用したアレンザブランドの「高密度防草シート」は、10cmのラインに印(白線)が付いているので重ねる位置が分かり易いです。
真ん中のシートの重なり部分に釘を打ち込んでいきます。端の一列同様に50cm間隔で打ち込みましょう。
残りの一列も他の2列同様、50cm間隔で打ち込みましょう。
これで全ての端の列に釘を打ち終わりました。
3.専用釘で真ん中を固定
端の列の固定が終わったら、シートの真ん中の列にも釘を打ち込んでいきます。
真ん中の列は端の列から半分(約25cm)ほどずらして打ちます。
このように列ごとに釘をズラして打ち込むことで、防草シートをより強固に固定することができます。
この釘の打ち方を千鳥打ちといいます。
縦の間隔は50cm取りましょう。(ただし真ん中で10cm重ねているので、大体の長さで大丈夫です。)
今回使用したアレンザブランドの「高密度防草シート」は、真ん中のラインにも印がついているため、釘を打ち込む位置が大変わかりやすくなっております。
真ん中の列にも全て打ち込み終わりました。現時点ではこのような仕上がりになっています。
4.防草シート専用テープで補強
シートの隙間から雑草が生えてくるのを防ぐため、「防草シート専用テープ」を使用し隙間を埋めていきます。
まずはシートを重ねた箇所(真ん中)から貼っていきます。
次に最初に貼った位置から少しズラしてテープを二重に貼ると気密性が増します。
釘穴の穴からも雑草が生えてくることがあります。
テープでガードすると雑草対策になるのでオススメです。
すべての釘穴をテープでふさいだら、これで防草シートの施工は完了です!
今回は続けて「人工芝」も施工しています。
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【番外編】防草シートの種類別解説
アレンザブランドの「オリジナル防草シート」それぞれの違いのご紹介です。
※すべて2022年1月現在の情報となっております。
今回使用した防草シートは左の2つ、「高密度防草シート」です。(黒・緑の2色展開)
素材がそれぞれ、織物・不織布・マットと異なっており、右へ行くほど耐久性が高くなります。
突き抜け性の雑草対策には、カットしてもほつれない不織布タイプがおススメです。
また、人工芝を上から敷く場合にも、雑草に強い不織布タイプがおすすめです。
特に極厚の不織布(マット)は、長寿命タイプで約15年もちます。
【番外編】釘の種類別解説
アレンザブランドの「シート止め用押さえピン」それぞれの違いのご紹介です。
今回使用した釘は「防草シート用押さえ釘」です。(スタンダードタイプ・カラーは黒一色のみ)
残り2つのご紹介です。
①防草シート用庭パッド釘セット(黒・緑の2色展開)
釘の頭をパッドでカバーするので見た目がスッキリします。通常の釘だと錆びた跡が非常に目立ちやすいため、錆びを隠す役割もあります。
②防草シート用フラットピン(黒・緑の2色展開)
打ち込み後に上部が出っ張らずフラットになります。
また釘ではなくピンなので、穴が小さいことから雑草が生えてきにくく長持ちします。
釘の見た目の違いです。
スタンダードな釘タイプを使う場合でも、一番右のように高密度防草シート用テープで隠すのも有効です。
以上、防草シートの施工方法とシート・釘の違いの解説でした。
防草シートの設置はそんなに難しい作業ではないのでぜひチャレンジしてみてください。
また、お庭や用途にあったシートや釘、使用するアイテム各種など様々な商品を品ぞろえしているので、ぜひホームセンターバローへご来店ください。ご不明点やご相談などはお気軽に店員までお尋ねください。