プライミング(プライマリー)ポンプとは…
燃料タンクからキャブレターへ燃料を送る役割があります。
ここでは「プライミング(プライマリー)ポンプの状態チェックと交換方法」について解説します。
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刈払機メンテナンス プライミングポンプの状態チェック
プライミングポンプ(赤丸部分)を見たり触ったりしてみて、
亀裂や割れがある場合は交換しましょう。
プライミングポンプの交換方法
◆ まずは古いポンプを取り外す作業
はじめに、クリーナーカバーを外します。
クリーナーカバーの内側にあるクリーナースポンジを外します。
次に、スロットルワイヤー(赤丸部分)を取り外します。
スロットルレバー(扇形状の部品)を右へ回転させると、
スイベル(円形状の部品)からスロットルワイヤーが外れるので、
スロットルワイヤーを引っ張り外しましょう。
黄色と黒の燃料チューブをキャブレターから取り外します。
手で引っ張って取れない場合はマイナスドライバーなどを使い、上から押すようにして燃料チューブを取り外しましょう。
※取り外す際、ラジオペンチは使わないようにしましょう。チューブが硬くなっているので、無理やり挟み取ると破れてしまう可能性があります。
キャブレター(赤丸部分)を取り外します。
ボルト(二箇所)をまわし、本体から取り外します。
ボルトがある程度緩んだら、台座からキャブレター本体を取り出します。
ボルトは無くさないように台座につけたままで置いておきましょう。
プライミングポンプを取り外します。
ネジが4本ありますが、1本ずつ外していくのではなく対角線上に徐々に緩めながら外すと良いです。
※外したネジは紛失するとエンジンがかからなくなるので、無くさないようにしましょう。
キャブレター本体からプライミングポンプを取り外します。
キャブレター本体はバラバラにならないように、
オレンジの丸がある面を上にして置いておきます。
プライミングポンプを取り外します。
指で軽く押せば金具から簡単に取り外せます。
パーツを取り外す作業はこれで以上です。
◆ パーツを取り付ける作業
新品のポンプを金具にはめ込みます。
指でぐいっと押し込みながら、きちんとはまっているか確認しましょう。
分解したキャブレターを元の形に戻していきます。
プライミングポンプがはまった部品と、キャブレター本体を合体させます。
合体させた時に、隙間がない状態であればちゃんとはまっているということです。
ネジで止めていきます。
まずは手で均等の高さになるまでネジ4本を入れ込みます。
※この時、無理やり入れるとネジが切れて痛んでしまうのでゆっくり丁寧に入れましょう。
◆ドライバーでネジを取り付ける時のコツ◆
まずはドライバーを左に回し、「コツン」と音がしたら(正しい位置にネジがある証拠)、右に回していきます。
ズレを防ぐため、外したとき同様対角線上に徐々に(半分ずつくらい)取り付けていくと良いです。
※締め込みが甘いと燃料漏れの原因となるので注意しましょう。
キャブレターをエンジンに取り付けていきます。
まず、台座についているボルトごと、キャブレターに差し込みます。※台座と合わさるキャブレターの面を間違えないように注意しましょう。
この時キャブレターからパッキンが外れてしまっていたら、パッキンの表裏を間違えないように注意し、ボルトを通します。
左から「台座→キャブレター→パッキン」の順になっていればOKです。
合体させたキャブレターをエンジンに差し込みます。
左手でまっすぐに抑えながらボルトを回していきます。
ズレを防ぐため、1本ごとではなく交互に少しずつ取り付けていくと良いです。
燃料ホースをキャブレターに差し込みます。
黄色いチューブがタンクに燃料を戻す役割(リターン)、
黒いチューブがキャブレターに燃料を送る役割があります。
差し込む位置を間違えない様に気をつけましょう。
燃料がプライミングポンプに送り込まれているかを確認します。
タンクキャップを締め、
プライミングポンプを複数回押し、半球部分に燃料が上がっていくのが確認できたら、
スロットルワイヤーを取り付けます。
ワイヤーをしっかりと差し込み、スイベル(円形状の部品)に引っ掛けます。
この時、スイベル(円形状の部品)の向きが正しい方向になっているかを確かめましょう。
スイベル(円形状の部品)を正しい向きにしたら、
スロットルバー(扇形状の部品)を右に少し押し、
スロットルワイヤーを引っ掛けます。
最後にクリーナースポンジと、
クリーナーキャップを取り付けたら完了です。
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