点火(スパーク)プラグとは…
燃料に火を点ける役割があります。
ここでは「点火(スパーク)プラグの状態チェックと交換方法」について解説します。
また、点火プラグに問題がなくても、点火プラグと接するシリンダー内の電極に問題がある場合もエンジン不調の原因となるので、電極チェックの仕方もご紹介します。
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点火プラグの状態チェック
状態確認のために点火プラグを取り外します。
点火プラグの外側についている、プラグキャップをねじりながら引っ張り外します。
購入時に付属しているプラグレンチの穴の大きい(19mm)側を差し込み、左に回します。
※回しにくい場合は、プラグレンチを親指でまっすぐ抑え、ドライバーなど硬いもので叩くと外しやすいです。
プラグが緩んできたらプラグレンチを取り、手で点火プラグを左に回しながら外します。
プラグを外したら状態を確認しましょう。
発火部に燃料が燃えたカスが溜まり、プラグが真っ黒になっています。
この状態だとエンジンをかける際、燃料に火がつきにくい状態になってしまっているので交換が必要です。
また、真っ黒になっている以外にも以下のような状態だと取り替える必要があります。
・プラグが白くなっている…燃えカスが過熱された状態。異常燃焼(プレイグニッション)を起こし、プラグの電極溶解を招く原因にもなる。
・電極の角が丸みを帯びている…電極が摩耗し火花が飛びにくくなっている状態。
いずれも交換が必要な状態です。
よくよくチェックしてみましょう。
点火(スパーク)プラグの交換
プラグのネジ側にメーカー名、品番が書いてあります。
今回はCHAMPIONのCJ6Yを使用しています。
これと同じもの、もしくは互換性があるプラグを用意します。
バローでは「NGK スパークプラグ」を販売しているので、チャンピオンプラグと互換性のあるものを店員に聞いてみましょう。
バロー楽天市場でも多数のスパークプラグを取り扱っております。
点火プラグを取り付けていきます。
新しいものはススも付いておらず、ピカピカです。
まずはネジを左に回し、「コツン」と音がしたら(正しい位置にネジがある証拠)、右に回していきます。
手で回し切ったらプラグレンチを使い締め込んでいきます。
プラグレンチを持つ手とは逆の手の親指でしっかりと押さえ込み、右に回します。
最後にプラグキャップを押し込めば点火プラグの交換は終了です。
プラグに問題ないのにエンジンがかからない!
点火プラグに異常がなくてもシリンダー内の電極に異常がある場合、点火する際火花が全く散らなくなります。
シリンダー内の電極が正常かどうかを確認する方法をご紹介します。
シリンダー内の電極を確認
※※※注意※※※
プラグの点火確認は引火・感電の危険性がありますのでご注意ください。
不安な方はこの作業はやめておきましょう。
お近くのホームセンターバロー修理カウンターまでご相談ください。
まずは点火プラグを取り外します。
点火プラグの外側についている、プラグキャップをねじりながら引っ張り外します。
購入時に付属しているプラグレンチの穴の大きい(19mm)側を差し込み、左に回します。
※回しにくい場合は、プラグレンチを親指でまっすぐ抑え、ドライバーなど硬いもので叩くと外しやすいです。
プラグが緩んできたらプラグレンチを外し、手で点火プラグを左に回しながら外します。
外した点火プラグを、プラグキャップに差し込みます。
点火プラグが刺さっていたシリンダーにプラグレンチなどの鉄の長い棒を入れ、点火プラグをレンチにあてます。
※このとき、プラグが本体に近いと火花が燃料に引火する可能性があるので、できるだけプラグはシリンダーから離しましょう。
この状態で、リコイルスターターを素早く引きます。
※金属部分を触っていると感電の危険性があるので、必ず
・プラグ本体ではなくキャップを握る
・プラグレンチに触れない
ようにしましょう。
ちゃんと火花が出たら、エンジンが正常に作動しているということなので修理は必要ありません。
火花が確認しやすいよう、少し照明を落とすか暗い箇所でやるとよいです。
もし火花が出なければ、シリンダー内の電極に異常がある可能性があります。
その際はお近くのホームセンターバロー修理カウンターまでご相談ください。
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ご不明点はお気軽に店舗にて店員までおたずね下さい。