今回は、チップソー周辺のメンテナンス、
・チップソーの交換方法
・ギヤケース(ギアケース)への注油方法
の2つをご紹介します。
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チップソーの状態確認
チップソーの刃の部分が石などにあたり欠けてしまっている場合は交換しましょう。
刃が欠けていると振動が激しくなるので作業スピード低下や疲労に繋がります。
チップソーの選び方
チップソーの大きさは排気量によって決めるとよいでしょう。
230mmと255mmの二種類があります。
・排気量が25cc未満の場合…230mm
・排気量が25cc以上の場合…255mm
をお勧めします。
排気量の少ないものに255mmのチップソーをつけると、回転速度が上がらず作業効率が落ちてしまいます。
バロー楽天市場でも多数取り扱っております。
チップソーの交換
※チップソーを交換する際は、はじめにエンジンが停止していることを必ず確認しましょう。
購入時に付属している4mmの六角スパナ(六角棒スパナ)を差し込み、手でチップソーを回します。
カチッとロックがかかり刃が固定されたのを確認したら、
六角スパナをさした状態(ロックがかかった状態)でひっくり返します。
購入時に付属しているプラグレンチの穴の小さい方(10mm)を差し込み、時計回りに回します。
ナット・刃押え・古いチップソーを取り外します。
新しいチップソーを取り付けます。
ロゴなどが印字してある面を下に取り付けましょう。
POINT
チップソーは刃受け金具にピッタリはめましょう。
この刃受け金具(25.4mm)は、各社共通で使うことができます。
チップソーが刃受け金具にぴったりついた状態で刃押え金具→ナットの順で取り付けます。
ナットを手である程度締めたら、最後にレンチで固く締めます。
必ずレンチの持ち手部分を握り、テコの原理で締めていきましょう。
※逆ネジなので、反時計回りに回しましょう。
取り付け後、きれいに回るか手で回して確認しましょう。
ずれた状態で取り付けた場合、刃が動きまくって楕円状に回転します。
エンジンをつけた時にも強い振動だきて、故障の原因にもなります。
正しい状態でチップソーが付いていなければ、すぐにエンジンをとめ、チップソーをつけ直しましょう。
ギヤケースへの注油
ギアケースはチップソーの取り付け部分にあり、チップソーを回転させるための回転軸が入っています。
常に高速で回転するため、グリスがないとギアケース内の温度が上がり、ギアが焼きついてしまいます。
もし壊れてしまった場合、新しいギヤケースと交換しなければなりませんが、物によっては新品の刈払機を買うよりも高くついてしまいます。
そうならないためにも、シーズンの最初・中盤年の2回ほどグリスを入れてメンテナンスをしておけば、長持ちしやすくなります。
購入時付属で付いてくる小さい方(10mm)を使って左回しで注油ボルトを外します。
グリスをいれます。グリスガンがなければ手でトントンと押し込みながら入れましょう。
今回は手で入れますが、ホームセンターバローでは「大澤ワックス」を取り扱っております。先が尖っており、グリースを入れやすい形状になっています。
グリースはこれくらいの量を2〜3回いれましょう。
一回の量が第一関節の半分くらいの量です。
グリスが入ったらウエスなどの布で穴からはみ出たグリスを拭き取ります。
注油ボルトを手である程度締め、最後に工具で締めればギアケースへの注油は終了です。
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ご不明点はお気軽に店舗にて店員までおたずね下さい。