トンネル型テント撤収方法
「一般的なトンネル型テント」の片づけ方を解説します。
今回はスノーピークのエルフィールドで解説しますが、コールマンのトンネルテントや、DODのカマボコテント(CAMP LINKでは取り扱いがないですが…)など他のトンネル型テントにも応用できる内容です。
また、ランドロックやコクーンなどのツールームテントを撤収する際にも参考にできます。
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このページの内容
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今回の解説担当スタッフ : コバヤシさん
ホームセンターバロー初のアウトドアワールド店舗、浜松浜北店のアウトドア売り場の担当を経験後、現在はキャンプのエキスパートのみで構成されたキャンプギア専門店CAMP LINKのスタッフ。
初めて買ったテントはスノーピークの「アメニティドームM」です。(社員研修中に一番立てやすかったのがきっかけ)
インナーテントの撤収
吊り下げ式のものはインナーテントから外します。
インナーテントのペグを外したのち、フックを外します。
後ろ側のフックを外す際に、インナーテントの扉の下側を開けておきましょう。空気が抜けていくので畳みやすくなります。
インナーテントを扉側を外側にしないように畳みます。まず左右から真ん中に向かって一回折りたたみます。
さらに二つに折りたたみます。細長くなるので、そこからさらに半分に折り畳んでもOKです。
【POINT】
空気の逃げ道を作っておくのがポイントです。先ほど開けておいた扉の下側が外側になっていることで、空気が抜けやすくなっています。
ルーフフライの撤収
全てのペグ・ロープを外し、パネルをしまった状態から開始します。(設営時の仮止めペグを除く)
撤収は、設営の逆の手順で行います。
全てのゴムのフックとマジックテープを外します。
※風が強い場合は、ロープ・ペグは先に外さずにルーフから外すのも一つの手です。
反対側は、何か所がゴムのフックを留めたままにしておくと撤収が楽になります。
ルーフをめくって外していきます。
フックを数カ所留めたままにしておいたことで、二つ折りにしやすくなります。
ルーフを縦に二つ折りにし、フックを一か所ずつ外しながら折りたたみます。
あとはそのままコンパクトに畳んでおけばOKです。
フライシートの撤収
黒いフックを全て外します。
上の背骨部分を外します。(前後どちらからでもOK)
背骨のポールを引き上げ、グロメット(ハトメ)から外します。手が届きにくければ、ポールを引き上げる作業は可能な範囲で大丈夫です。
ポールがスリーブの中で外れないように注意しながら抜きます。
少しだけ上にしならせるとまっすぐに抜けますが、基本的には「押して抜く」やり方の方が安全です。
仮止め時のペグを外します。(前後どちらからでもOK)
ペグを外すと後ろにバサッと倒れるので、抜いてすぐに手を離さないようにしましょう。
ペグを抜き終わったらゆっくり後ろに倒します。
空気が前から抜けていくようにすると綺麗に倒れます。
一本ずつポールをピンから抜き、その反対側からポールを押して外します。
ポールを折りたたみます。
残りのペグを外します。
フライシートをたたみます。
まず一番前の黄色のスリーブを両手で持って重ね、その状態で一回逆側に振ってから倒します。
紺色のスリーブを掴み綺麗に寝かせます。
二人居るときは、黄色と紺色のスリーブを同時に持って畳むと簡単です。
他のスリーブも色同士で重ね、形を整えます。
両側から真ん中に向けて一回たたみます。長方形をイメージして畳むと綺麗に収納できます。
再び両側から1回ずつ畳んだ後、最後に真っ二つに畳んだら完了です。
収納袋より内側にテントが収まっていればOKです。
袋に収納
フライシートの上にインナーテントを重ね、ポールを軸にしながら巻いていきます。
この時、収納袋の内側にテントが収まっているかの最終確認をしておきましょう。
ビルディングテープ(黒色のテープ)も内側に入れておきます。
キャンプでインナーテントを使わない時、袋からそれ以外を取り出しやすくするためにインナーテントとフライシート別々で収納するのも一つの手です。
空気が溜まらないように注意しながら巻いていきます。
ベルトが付いていれば巻きつけて閉まってもいいですが、今回はベルトが付いていないことを想定して収納します。
テントを巻き終わったら、一番最後の部分を上向きにし、収納袋を上から被せます。
最後ひっくり返し、残りのペグ・ロープ・ルーフフライを詰めたら完了です!
袋に結構余裕があるので、バックルを留めるとさらにコンパクトにできます。
撤収も基本のやり方を覚えてしまえばツールームも他のトンネル型テントでも簡単に収納することができるので、ぜひ試してみてください!
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