スイートコーンを育ててみよう!
◆ 意外とご家庭向け!?トウモロコシ
トウモロコシと言えば夏のイメージ。甘くてお子様でも食べやすく、人気の野菜の一つです。でも家庭菜園で育てる、よりは青い空の元、広大な畑で…というイメージを持たれている方がほとんどではないでしょうか。実は…
●苗ではなく種からスタートでもきちんと育つ
●イネ科なので一般的な野菜と必要成分が競合しない
●生育途中の手間は少なめ
という風に他の野菜と比べてもかなり育てやすい部類に入ります。また、取れたては絶品の甘さ!市販のトウモロコシでは味わえない家庭菜園ならではの醍醐味をトウモロコシで味わってみませんか?
◆ トウモロコシ基本情報
トウモロコシはコメ・麦と並んで世界三大穀物の一つ。イネ科なので野菜というよりは実は穀物と言った方が正しいかもしれません。南米では古代マヤ文明やアステカ文明の頃から大量栽培されてきた長い歴史を持ちます。一般的に食用として使われるとうもこしは「スイートコーン」と呼ばれる種類で、暑さに強く寒さに弱いのが特徴です。また、後述するクリーニングクロップと言われる土壌浄化作用もあるので、家庭菜園の輪作体系に組みこむと良いと言われています。
栽培スケジュール
スイートコーンは南米原産ということからも分かるように暑さに強く、寒さに弱いので日本ではどの地域でも春まき・夏収穫の流れになります。地域にもよりますが約90日前後で収穫となります。
スイートコーンの発芽
積算温度が160〜180℃必要
これ以下では極端に発芽が悪くなります。
35℃以上は高温障害が出てくるのでトンネル栽培などでは注意が必要です。
グラフから分かるとおり、温度が高い方が発芽率が高くなる傾向にあります。また、現在「甘い品種」が人気ですが、糖度が高ければ高いほど発芽率が低くなる傾向があり、注意が必要です。
プランター栽培での注意点
スイートコーンはプランターでの栽培も露地栽培同様、栽培は比較的簡単な方ですが、スイートコーンは受粉後に実がなるタイプの作物のため、単体では実を付けるのが難しいのが注意点です。確実に実を付けるためには
●複数栽培する ●人工授粉する のがポイントとなってきます。
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