冬を乗り切ろう!金魚・メダカ 冬の飼育
【ペット飼育・育成教室シリーズ】
なぜ冬の飼育は気を付ける必要があるのか?
メダカや金魚の魚は水温で体温が変化する変温動物です。そのため冬の寒さで水温が低下すると活動が鈍くなります。これにより消化能力が低下し、エサの摂取量が減り、新陳代謝が遅くなります。これはお魚さんの体力が奪われることを意味するので、白点病などの病気にかかりやすくなります。
ですのでヒーターなどを使用して、水温を安定させることが特に重要です。
特に夜間や寒波が来る時期は、水温が急激に下がらないように注意しましょう!
このページの内容
用意するもの
⚫︎保温器具(ヒーター)
⚫︎保温マット
⚫︎断熱材やカバー
⚫︎水温計
水温管理のポイント
適切な水温を維持することはとても重要です
⚫︎金魚: 寒さに比較的強い魚ですが、水温が10℃を下回ると活動が鈍くなり、エサを食べなくなります。理想的な冬の水温は18℃前後です。
⚫︎メダカ: 寒さに強い魚ですが、水温が5℃を下回ると危険です。冬の理想的な水温は23℃前後です。
ヒーターの選び方
1. 適切なワット数の選定
水槽の大きさに応じたワット数を選ぶことが重要です。
ヒーターのワット数は水槽のサイズに比例します!例えば、30~45cmの小型水槽には50W程度、60cm水槽には100W程度、90cm以上の大型水槽には150W以上のヒーターが必要です!
(注意:ワット数が適切でないと、水温が安定せず、魚にストレスを与える可能性があります。)
2. 温度調整機能の有無
温度調整ができるタイプのヒーターを選ぶことが理想的です。
自動温度調整機能が付いたヒーターは、設定した温度を保つため、温度変動が少なく、安定した環境を提供できます。特に、外気温が大きく変化する冬場には、自動温度調整機能があると安心です!
温度調整機能付きのヒーターにはヒーターだけを交換できるタイプと一体型タイプの2種類があります。
一体型タイプはイニシャル(最初の)コストがお安めです。
ヒーターだけ交換できるタイプはヒーターが壊れてもヒーターのみ交換できてサーモスタット(温度調整機能)が使いまわせるのでランニングコストがお値打ちです。
ヒーターは水槽内の水流がある場所に設置することで、均一に温度を保つことができます。フィルターの近くや水流が生じる場所に設置するのが効果的です!
ホームセンターバローオススメ商品
金魚用温度固定ヒーター
メダカ用温度固定ヒーター
サーモスタット付きヒーター
水温の急激な変化を避ける方法
⚫︎緩やかな温度調整:ヒーターを使って水温を上げるときは、一気に上げるのではなく、1〜2℃ずつゆっくりと温度を調整しましょう。急激な温度変化は、魚に大きなストレスを与えることがあります。
⚫︎断熱対策:水槽の周りに断熱材を巻くか、専用の保温カバーを使うと、外気温による急激な温度変化を防ぐことができます。
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断熱効果により水温を一定に保ち、冬場のヒーター使用電気代を約30%節約します。
冬のエサの選び方
冬のエサ選びは、金魚やメダカの健康を守るために非常に重要です。消化しやすく、栄養バランスの良いエサを選び、適切な量と頻度で与えることで、冬でも元気に過ごせる環境を整えましょう。
1. 消化しやすいエサを選ぶ
冬は水温が低下し、魚の消化能力が落ちるため、消化に負担がかからないエサを選びましょう。特に、消化吸収が良いとされる「低負担良消化」フードが魚の体調を崩さないために最適です。
2. 栄養バランスに配慮する
冬でも栄養バランスの良いエサを選ぶことが重要です。タンパク質、脂質、ビタミンがバランスよく含まれたエサを選び、魚の免疫力を高めることができます。また、冬に不足しがちなビタミンを補給できるタイプのエサもおすすめです。
金魚やメダカの習性に合わせて、沈下性や浮上性のエサを使い分けると良いです。寒い時期は魚が水底にいる時間が増えるため、沈下性のエサを選ぶと食べやすいです。ただし、水質を悪化させないよう、残ったエサはスポイトで都度取り出しましょう。
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いずれも低水温になりがちな冬場でも栄養になる消化性に優れたフードです!
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楽しい育成ライフをお過ごしください!