いよいよこの春、新生活ということで通勤・通学用に自転車の購入を検討している方必見!
自転車のカタログには色んな機能の項目があり、何段変速やローラーブレーキなどの専門用語や、なんで価格がこんなに違うの?といった疑問に対し自転車を選びのポイントを解説します。
自分にぴったりの一台を見つけて、快適な通勤・通学ライフを送りましょう!
今回は9つの選び方ポイントを紹介します。自分に必要な機能をしっかり見極めて自転車選びの参考にしてもらえたらと思います。
【このページの内容】
1.乗れるサイズかどうか
2.ハンドルの形状
3.カゴの有無・素材
4.キャリアの有無
5.スタンドの有無
6.ライトのタイプと有無
7.後輪ブレーキのタイプ
8.変速のタイプ・段数
9.BAAマークの有無
乗れるサイズかどうか
まず車体の大きさを確認し、自分の身体に合いそうなサイズを選び実際にまたいで乗ってみましょう。
サドルの高さ調整で多少の調整は可能です。


車体の高さが高すぎて、片足だけ着くor両足つま先ギリギリ状態はかなり危険です。

また膝が曲がり過ぎていてもペダルが漕ぎにくくなるので、低すぎる場合も気を付けましょう!
ハンドルの形状
通勤通学車のハンドルには大きく2つのタイプ「ストレートハンドル」と「アップハンドル」があります。
ストレートハンドル

ストレートハンドルは、ハンドルが真直ぐ左右に伸びた形状です。

自転車に乗ると運転姿勢が前傾姿勢となり、力が入れやすい体勢となるためスピーディーな走行が可能となります。
そのため信号等で停止する事が少ない道の場合や走行時間や距離がある場合はおすすめのハンドル形状となります。
アップハンドル

ハンドルが左右に斜め上に向かって伸びた形状です。

通勤通学者にも多く採用され、一般的に流通しているいわゆるママチャリにも多いタイプのハンドルです。
ゆったり・安定した走行を求める方はアップハンドルがお勧めです。
カゴの有無・素材
スポーツ車のようにカゴ自体がないモデルもありますが、カゴ自体の大きさ・網目の大きさ・素材によっても使いやすさや価格は変わってきます。

こちらはスチール製の標準のカゴです。

こちらは同じスチール製でも標準の物より極太のワイヤーで作られた分丈夫なタイプとなります。

こちらはステンレス製です。
丈夫でサビに強く、見た目も綺麗で長持ちする分少し高価になります。

こちらは樹脂製です。
衝撃に強く、スチールやステンレスなど金属製と違い変形・破損しにくいのが特徴です。
キャリアの有無

前カゴ同様に、スピード重視のスポーツ車には付いていない場合が多いですが、通勤・通学・お買物などで荷物多めの方はキャリア付きの自転車がおすすめです。

ホームセンターバローでは近隣の中学校・高校で指定されている装備一覧を掲載しているので参考にしてください。学校指定でキャリアが必須な場合もあります。

キャリアには「耐荷重」が書いてあります。
将来的に子供乗せを付ける場合は27㎏以上の耐荷重が必要なので注意しましょう。
スタンドの形状
通勤通学車の場合、スタンドは大きく分けて両立タイプと片足タイプがあります。
両立スタンドタイプ

両立スタンドタイプは、駐輪時に自転車を持ち上げる必要がありますが、安定して立つので転倒する心配が少ないのがメリットです。
片足スタンドタイプ

片足スタンドタイプは、操作が非常に簡単で片足で操作することができます。

片足スタンドは学校指定で片足タイプが不可となっている場合があるので、事前に確認しておきましょう。
ライトのタイプと有無
ライトのタイプは大きく2種類「ダイナモ式」「オートライト式」があります。
ダイナモ式

まず低価格の自転車で採用されているダイナモ式です。ライトの入り切りが手動のタイプとなります。

ライトはタイヤとの摩擦抵抗によって発電します。そのためライト使用時はタイヤの負荷によってペダルが少し重くなり多少走行しにくくなります。
また発電音も発生します。
オートライト式

周りの明るさをセンサーで感知し点灯・消灯する自動タイプのライトです。
タイヤに負荷もかからずスムーズに走行できます。

折り畳み自転車やスポーツタイプなど一部の自転車には、ライトそのものが標準装備で付いていない事もあります。
夜間走行する場合は点灯していないと違反になる為、必要な場合は追加で購入しましょう。
後輪ブレーキのタイプ
通勤・通学車の後輪ブレーキのタイプは、大きく分けてバンドブレーキ・ローラーブレーキ・リムブレーキの3つがあります。
バンドブレーキ

低価格帯の自転車に搭載されていることが多いブレーキで、ブレーキバンドを締め上げることで止まる仕組みになっています。
雨が降っている時や長く使って経年劣化等で「キーキー」と音鳴りがすることがあるので、これが嫌な人はローラーブレーキなどを選びましょう。
ローラーブレーキ

雨の日でも強い制動力を発揮し、音鳴りがほぼしないブレーキなのでオススメです。
リムブレーキ

スポーツ車でも低価格帯のモデルによく搭載されているブレーキです。
一般車もスポーティなモデルに搭載されている傾向があります。ブレーキパットでリムを挟みブレーキをかける仕組みです。
変速のタイプ・段数
変速タイプは大きく分けて外装変速と内装変速の2つがあります。
外装変速

ギアがむき出しで変速機が外側についているのが見た目の特徴です。
変速段数が多く細かく調整することでペダルの重さを変えることができるため、坂道や長距離でも漕ぐ力を保ちながら走ることができます。
安価で軽量の為、軽快車からスポーツ車まで幅広く搭載されています。

また本格スポーツ車ではフロント3段、リア6段の外装18段変速などかなり細かく調整可能なモデルもあります。
内装変速

外装変速とは違いギアが一個だけで変速機が中身に内蔵されているのが見た目の特徴です。
外装に比べ変速時のガチャガチャと切り替え音が無く、また変速時もチェーンが動かないのでチェーン外れの心配が無く、停車中でも切替可能です。
高価格帯の一般車に搭載されている傾向にあります。

また変速機能そのものがついていないモデルもあります。
BAAマークの有無

BAAマークは自転車協会が認めた安心・安全で環境に優しい自転車の目印です。
自転車に安心して乗れるよう「フレーム」「車輪」「ブレーキ」「ライト」等約90項目に及ぶ厳しい検査をクリアした品質の自転車にBAAマークのシールが貼られています。
自転車選びの目安にしてください。
以上、通勤・通学にオススメの自転車の選び方でした。
この内容を参考に自分の用途にピッタリの自転車を選んでみてください。
またバローの大型店では様々な自転車を取り扱っており、修理などのサービスや自転車にまつわるパーツや用品も多く取り扱っております。
自転車のことなら、ぜひホームセンターバローまで!
ご不明点はお気軽に店舗にて店員までおたずね下さい。